かつて通った学振の申請書を公開します。
研究内容はともかく、書き方・見せ方で少しでも参考になればと思います。特に、私は学部・修士・博士でコロコロと所属・研究テーマを変えてきたので、かなりトリッキーな書き方になっていると思います。
なぜ公開するかというと、情報格差をなくしたいからです。 生態学会のモアイ企画立ち上げに関わったのも同じ理由です。
学振DCやPDに通るのが当たり前のような研究室もあれば、通った学生が一人もいないしPDもいない(何ならボスもほとんど科研通していない)といった研究室もあるでしょう。
前者に所属すれば申請書の準備に大きなサポートと情報が得られるでしょう。 後者に所属する学生さんは申請書の書き方なんて全くわからないのではないでしょうか。
申請書が通るか否か、それは環境(出身研究室)ではなく申請者自身の能力で決まるべきだと思います。でも現実にはどうでしょうか。
コネではなく能力で評価が決まる。その機会平等が学術界全体の成長に貢献するはずです。
公開したのはどちらも面接免除で通過した申請書です。 沢山の方々に申請書を見せていただいて、一部の方にはコメントもいただいて作り上げたものです。 一応の成功例として、役に立てていただければ幸いです。